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南三陸町入谷仮設住宅Canさん(美容室経営)


○ 皆様の温かいご支援に感謝致します。
 一年前、娘の中学校にお米を持って逃げ400人の避難者にお粥を作り、300人
の学生には 妹が家に有った飴を渡して、自然現象には人間は勝てないなと
思いながら 一夜をすごしました。
 瓦礫の中、中学校には我が子を迎えに来る父兄が次々にやってきましたが、
私達には帰る家が無かったのです。

 携帯電話も繋がらず、勿論電気、水道も・・ 家ではIH調理をしていましたが、それ
からは砂場に穴を掘ってもらい、火を起こし、薪でお湯を沸かし、炊事をしました。自
然に分担が決まり、外のテントでしたが 皆で協力しながら過ごしたのです
 それから 3日後には自衛隊が壊された道路を直し、直された道路を警察が次々入って
来てくれました。自衛隊がなければ私達も入って来れなかったと自衛隊の活躍を警察官
も誉めていました。 沖縄の自衛隊が御飯、味噌汁等を作ってくれたので、それからは、
私たちはおかずだけの用意だけをするようになり、少しは楽になりましたが、3度の食
事の用意は本当に大変でしたよ。

 食材に苦労していた時にこちらの支援を受ける事になったとKさんに聞かされ、
世の中にそんな方が居るのかと驚き、Kさんの名前で来る食材に助けられたのです。
でも残念な事に避難者には、こちらからの支援物資で作っていた事は伝え無いままでした。
6月末からは、役場から調理担当者にお給料も出ることになりました。  
 その間も支援物資が次々届き、体育館の中の避難者には、素麺、 トウモロコシ、納豆、
野菜等、調理して食べていただきましたが、思いが伝わらず、衝突も有りました。

8月20日に避難所が閉まり、私は仮設に移りました。その後受け取った皆さんからの支援
物資は、主に車の無い高齢者に配り、10月に、私がお店(仮設美容室)を始めてから
は、仮設住宅だけでなくお店でも配らせていただいています。
 お腹を満たす食べ物、調味料は、皆、大変喜んで満面の笑みで帰ります

 このほど待ちに待った仮設商店街がオープンしましたが、そこにはケーキ屋が2軒、
肉屋1軒、食堂がありますが、あってもお客さんが毎日入る訳が無く、観光客が復興の
ため に土、日曜日と入っているみたいですが 平日は駐車所に車はありません。
復旧復興といってもこれが現実です。私のお店に来てくれるお客さんは皆さんあの日の
話しをしてさんざん泣かれて帰って行かれます。最近になって自殺されたお年寄りもいます。

 お客さんとはボランティアの話題もよく出ます。いまでも雪の中で、小さなごみをひ
とつずつ取ってかたずけてくれているボランティアの方々がいます。
 私達は、これまで何処にもお手伝いにいってなかったことが 恥ずかしいですよ。
年一回ある 赤十字の赤い羽等、 又は何処かで起きた地震や津波 台風被害等の寄付金
は必ずしてましたが! 皆さんの思いやりが復興に繋がると思います。本当に感謝です。
ありがとうございました。
今後のご支援については続けて頂ける方のお気持ちしだいでお願いします。食材が全部
買えるスーパーマーケットは車で30分掛かります。宜しくお願いいたします。
(3月1日)

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