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仮設入居者・希望者へのインタビューBY 歌津世話人夫人
◎いろんな場所の話が聞いてみたいな…と思いまして同世代の三人に電話してみました。
【泊浜で被災され今は民宿(避難所)にいるAさん】
(仮設住宅への入居が) 遅れている原因はまずは土地の確保にあるようでした。
平地が少ないので、山を崩して平らにして…となるとかなりの時間を要しますからね。
『お貸ししますから、使ってください。』と土地の提供を申し出た方もいたようで、町
からはオッケーが出たのに、県から許可が下りない例もあったようです。
今民宿の側で仮設住宅用に土地をならしていますが、完成は8月になるそうです。
しかし民宿では三食きちんと出ますし、物資も届きやすい環境にあるそうです。
民宿側も被災者を受け入れる事で国から一人あたり数千円の補助が出るそうで、双方に
とってメリットがある例なのだと思います。
仮設に入っての生活ですが、「電化製品から生活用品まで百点」が付くそうです。「お
箸一つで入れます!」という話だそうです。
しかしながら入ってしまえば光熱費から生活費まで自分でどうにかしなければならない
ので、仮設に入ってからの方が不安だそうです。
民宿には11月まで入れるらしいのですが、仮設が完成したら即入居なのかどうかはま
だわからないようです。
民宿にいるうちはお金の心配があまりないので、出来る事なら長く滞在したい…という
方もいるようです。
【そしてBさん】
歌津で最初に完成した吉野沢地区の仮設に入居しています。
親戚宅にお世話になっていたそうですが、妊婦だったので、早めに入居出来たようで
す。
備えつけられていたのはテレビ、冷蔵庫、洗濯機、レンジ、エアコン、ガスコンロ。こ
れは赤十字からの寄付だそうで、二年以上入居すれば、そのまま頂けるとか。
その他生活用品はどこかの法人からの寄付で、無印良品で揃えられていたようです。
食べ物や飲み物は大丈夫なのかと質問したら、私もビックリしたんですが、一切配給が
ないとか。 仮設に入ったら一切貰えないんですって…
まわりの家がある方は配給があるようで、なんだかなぁ…です。
入居して安心したのも束の間で、光熱費や生活費の不安、仕事が再開出来るかどうか
(養殖業なので、収穫までは三年はかかる)、そしてまだ小さい子供とこれから産まれる
赤ちゃん…。 配給はないもののたまにボランティアの方が来たり、どこかでフリーマー
ケットがある時は覗いてみたりするそうです。
安心して産めるように、一つでも悩みの種が無くなればいいのですが…
【そして気仙沼の友人のCさん】
彼女は家を流されましたが、避難所には行かず実家で過ごしました。仮設は応募してい
るがなかなか当たらないそうです。
気仙沼でも家電や布団、生活用品一式揃っているそうです。
市営住宅も仮設扱いになるそうだし、戸数もかなりあるそうですが、今まで住んでいた
所からあまり離れたくないのかもしれませんね。入居の申し込みの際に地区は指定する
方が多いそうです。
入居したらしたで、またいろんな問題が出てくるんですね。私も考えさせられました。
今回はみんな同世代の方に聞いた話ですので、他の世代、違う地区の情報があればメ
ールします。
※、仮設住宅は出来ているが、ついているはずの日用品が届かずに入居出来ない場所
もあります。そもそも2000戸は必要な仮設ですが、土地の手当てができているのは1
千戸ともいわれています。(山)
・志津川中学の世話人で今度、6月10日ごろに仮設に入るTさんに聞きましたら、
、「電化製品から生活用品まで百点」という触れ込みですが、既に仮設に入った人でも
らった人はいないということです。気仙沼のほうが条件はいいのかも知れません。
本当にこれは大問題です。6月10日をめどに仮設住宅への
食器等の支援を開始します!(山)
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